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銀河の中心で愛に溺れて

タカラヅカとジャニーズと…とにかくひたすら脳内お花畑

アルバムを聴く

福山雅治
小さい頃から歌が好きです。
へったくそな歌をいつも歌ってるような子でした。そして小学生の時、学校の合唱部に入り、大好きな歌をいつも歌う日々を送りました。小5の時、先生が突如思い立ち、Nコンに出場(笑)100人近くいる部員の中から順位をつけ、1位はソロパートをもらえ、7位までは選抜で数人だけで歌え、20位までは課題曲と自由曲を両方歌え、50位までに入れば出場することができる……というシステムのもとで選抜されることになったのです。(これってAKB総選挙の原型ともいえる形ですよね!まだ総選挙なんてものがなかった時代ですから…びっくり。)

ただ楽しいだけ〜♡というスタンスだった私は大慌て。なんといっても、毎日練習が朝昼放課後とあり、全員並んで座らされ、1人ずつ立って歌わされる上に音程を外した瞬間「座りなさい」と言われる鬼畜プレイなんですから……
必死で練習し、どうにか7位に入れましたが、そこで頑張ったことがすごく大きな糧となりました。

それ以来、歌に対する考え方もより真面目なものとなって…中学に入ってからは学校の先生に声楽の先生を紹介していただき、練習を続け、今も歌は私にとって大事な存在です。だから、歌っていうのは聴くのも歌うのも、大好きなんです。


さてさて前置きはこんなところで。
最近BOSEのCDプレイヤーを買って、音響がめちゃめちゃいいので、アルバムを聴くのが日課です。
アルバムってすごい好きなんですよ。なんでこの曲順なのかなぁ、とかこのアルバム全てに通ずるテーマって何かなぁ、とかアルバムの題名ってどんなこと考えながらつけたのかなぁとか…考えて聴くのが幸せで、幸せで。

アルバムという観点からいくと、私がすごく好きなアーティストは中島みゆきさん、そして福山雅治さん。

雅治さんのアルバムで私がベストだと思ってるのは「残響」。これ一択。
もうほんっとに大好きなアルバムです。私が中学生のころのアルバムなんですが、まだあのころはアルバムとしての「残響」の良さに気づけなかったんですよね。
収録されてる曲「最愛」「化身」などなどの個々の曲の良さは分かってたんですが、曲と曲の繋がりだとか自分の故郷とかについてのことって考えることはできませんでした。
それが改めて自分の家族のことで変化があったり、18になって自分が今まで育った東京を離れて海外で暮らすことになったり…13歳くらいのころとは色んな変化を経た中で聴くと、うわぁなんじゃこりゃ?!と衝撃的な感動を受けた訳です。

まず、群青。これが1曲目。若き日は「恋が走り出したら君が止まらない」とキラキラ全開で歌ってた雅治さんが40を迎えて作るアルバムの1曲目は社会派ラブソングなんです。週末の予定をため息で塗り替えられていた彼が、「繋がった手と手を引き裂いてく 自由の名のもと響く銃声」について深く考え、それでも愛したい相手に愛を歌うんです。聴いていると、海が浮かぶ。空が浮かぶ。でもそれは「あの夏も 海も 空も」で浮かぶ空や海の色とは違うんですよね。色彩のある曲って、好きです。

そして2曲目はシングルでも発売し、ドラマの主題歌にもなった「化身」。
こちらはワタクシ、ニナミカさんが撮られたジャケ写がめっちゃ好きでした。イイ男を更に良く撮れるニナミカさんが、抱かれたい男を撮る、というのは非常に素晴らしい奇跡のコラボです。ご覧になってない方は要チェックですよ。最近世界のフクヤマを目指してる彼が最後にヒロミゴーっぽい感じをかました1枚です(失礼)

3曲目は「明日の☆Show」。
福山ワールド全開なんだよなぁ……イケメンで高身長でエロいお声で歌うまくて大河で主演までしてカンヌで賞も取った男が、「憧れ描いた夢は ちょっと違うけれど この場所で闘うよ」と言うんです。
まぁ、普通に考えれば、嫌味。お前に庶民の気持ちなんかわかるかよ!ってなる。
そこを嫌味に感じさせず、「やっぱフクヤマでもそんなことあんだなぁ」って方向に持っていっちゃうところが、福山雅治の人徳なのかなぁ…と思います。恐るべし。

そして4曲目、「ながれ星」。
「milk tea」要素と、「はつ恋」要素が混ざったすごく素敵な一曲です。「家族になろうよ」しか知らない方にはぜひ聴いて欲しい。雅治さんの女目線の歌の女の子って、最高にかわいいんです。こんな子いないっしょ?!ってくらい。
個人的なイメージだと外見は宮崎あおいさん的な。黒髪ロングで前髪がパッツンで。
まぁ、こんな子いないっしょ?!っていう女性像を抱いているから、ここまで独身貴族でいられるのかもしれませんが……「こんなオンナいねーよ」と女子の反感を買わず、「あぁ、こんな女の子になりたいなぁ」と女子を改心させる。
これぞ福山マジックです。

ああ、ここまで書いてたら面倒になってきた……(最悪)
ここから先は一曲ごとの解説は割愛しますがトータルの意見を書かせてください。

このアルバムは故郷の歌がすごいたくさん出てくるんです。でもリアルじゃない。全て振り返った口調なんですよね。
「自分の生まれた街、育った街で、何かに憧れてもがいていた自分」を客観視してる……私もまだまだ幼き人間ですけど、ひとつ高校という区切りを終えて、中高6年間を客観視する機会を得ました。
そんな中で聴くと、このアルバムは思い出の浄化作用を持ってるなぁという感じがしました。
自分の過去(特に若い頃の)に対する苦くて、酸っぱくて、辛くて…といったマイナスな感情を浄化して、抽象化していくことができる作品だと思います。
そして最後の曲、「道標」を聴くことで救われるんです。
正直、東京生まれ東京育ちの私はずっと故郷ってなんだろうと考えて生きてきました。故郷があって、東京がある、という考えじゃないんですよね。東京しかないぞ?!みたいな。
いつか東京で辛くなっても帰るとこなんてないんだなって思うとすごい自分は虚しい人間な気がしてました。
でも「道標」を聴いて、ああ、大事な人の笑顔が道標なら、大事な人の笑顔が故郷でもあるんだな、と思えたんです。
家族に限らず、大切な人がいる場所、それが故郷だと思ったらとてもラクになりました。いつか誰かの故郷になりたい、それはつまり誰かの道標となることなんだ、と。
本当に素敵な歌です。

ヒットしそうな曲オンパレードアルバムじゃなくて、アルバムだからこそできるといった曲もたくさん詰まってる。
「今夜、君を抱いて」や「phantom 」はアルバムにおける音の広がりをもたせてくれてるなぁって思います。
HELLOと IT'S ONLY LOVEと桜坂しか知らない方もぜひ、聴いてみてください。聴き終わった後は、ひとつ小さな日本映画を観たような気持ちになれます。


ふぅ、色々考察してみましたが、すごく楽しい。語るの大好き。
何か、これについて話して欲しいみたいなのあったらいつでも教えてくださいませ。
今すごいやりたいのはかなめちゃんのトップになってからの作品の考察。でもこれは退団の時にやろうかな。