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銀河の中心で愛に溺れて

タカラヅカとジャニーズと…とにかくひたすら脳内お花畑

永遠の0

ジャニーズ 映画
観終わったあと、「あぁ、この作品、映画館で観ないで良かった」って思いました。

面白くなかったから、金の無駄だったぜ、そんなんじゃないんです。むしろ逆。泣きすぎて、感動しすぎて、これを私が映画館で観てたら、周囲の方に迷惑だったな、と。(笑)


"永遠の0"観ましたー!


この作品を右翼的だとか、戦争賛美だと言う方もいますが、作者の手を離れ世に送られた時点で、作品は作者から独り立ちするわけで、この作品の主旨=作者の意見とするのには無理があるのでないかな、と思います。(物語の場合は尚更です)
だから私は、私の視点で感じたこと、考えたことを書きたいです。


私はこの映画が公開された12月、絶賛受験生で、忙しくて映画館に足を運べませんでした。
いや、正直言って運ばなかったんです。タカラヅカは12月まで観てましたし←

絶対泣くだろうと予想のできる物語を観に行って、予想通りまんまと泣くのが悔しかったんですよね。

私とは対照的に、母と妹は、原作を読んで号泣→映画化発表→主演は大好きなジュンピー→楽しみにする→完成披露試写会に行く→初日舞台挨拶に行く→その後も通う……と数年越しでものすごい熱の入れっぷりでございました。
そうやって家族が自分だけを除け者にはしゃいでいると(試写会や舞台挨拶の前の日のファッションショーは尋常じゃなかった)、天邪鬼な私は絶対観ないからな、読まないからな、と決意を固くしてたのでした。

でも、5月末海外生活の疲れが出てきた頃、ふと思い立ってレンタルした『タイガーアンドドラゴン』を観て、龍二くんを演じる岡田准一さんコロリと堕ち、これは観なくちゃいけないな、と覚悟したのでございます。

どうでもいい話です、すみません。

戦争映画というのは毎年夏になるとテレビでやってて、硫黄島だったり戦艦大和だったり色々あって、「戦争はいけない!」と深く心に刻むという印象でした。
でも、この作品の素敵だなと思うところは(特に映画ではその色が強いと思うのですが)戦争映画なんだけど家族の物語だというところです。なんというんでしょうか、コッポラ監督の名作「ゴッドファーザー」はマフィア映画だけど、家族の物語だっていうのに似てる気がします。
根底に「家族」というものがあるんです。

話は変わりますが、先日、アフリカのガーナ出身の友人と話していると、自分の祖国の話になりました。私は、日本というのはゲイシャフジヤマ忍者の国で、四季折々とても綺麗だし、アニメも漫画もすごいし、電化製品も…とまぁ大抵の日本人が言うであろう、外国人が好きそうな日本像を語っていたんです。すると友人は「ガーナって最高なの。家族を大切にする国なのよ。」と。すごくびっくりしました。日本についての説明を求められた時、「家族を大切にする国だ」と話す人がどれほどいるでしょう。もちろん日本にも家族を大切にしてる人はいっぱいいますし、ガーナにだって家族を顧みない人もいると思います。でもそんな風に自分の国を自慢できるのって素敵だな、と思いました。


話が逸れました。


舞台が好きな私はいつもどこかナマで観る演技の感動に比べたらやっぱ映画もドラマもどこか違うんだよな〜みたいに思っちゃうんですよね。たとえば宝塚なら贔屓の凰稀かなめさんの演技とかを観るともう魂震えまくり、鳥肌立ちまくりなんですよ。涙ポロポロっていうんじゃなくて、涙ブワァッッッて感じ。
そんな演技を今回映画で観ることができました。

それがね、またすごいのが、誰かひとりだけがすごくて周りはまぁまぁっていうんじゃないんですよね。みんなすごい。みんなやばい。(ボキャ貧)
メイキングを観ても感じたんですけど、みんなが出演できる喜びに満ちてるっていうか、超真剣で……「観ってね〜☆(ウインク)」みたいな人が誰もいなくて(笑)

岡田くんに関してはもう全部が素晴らしすぎて。零戦に飛び乗るシーンとかまでスマートで…壊れていってしまう姿もリアルで…すごくすごく考えて作り出されてる宮部像なんだなぁというのがひしひしと伝わってきました。感激。
でも結構憑依系の俳優さんだな、と感じてたから、こんな役やるとメンタルきついんじゃないかと思って観てたら、やっぱり当時のインタビューで「眠れない夜もあった」というようなことを語っていて…うん、でも観てる側にもそれが伝わるほどの熱演だと思います。
大石さんが宮部さんの家族を訪ねるシーン、一度宮部さんが幻覚のように映りますが、私、最初自分が思いつめすぎてついに幻覚が見えちゃったのかと思うくらい映画に引き込まれてました…こんなの初めて。最後の表情に至っては脳内混乱号泣の中で観ていたのですが、なんでこんな良い表情もセットもあってないような中でできるんだ?!と彼の名優っぷりに驚きを隠せませんでした。

松乃さんを演じられた井上真央さんも、抑えた演技に胸打たれました。
松乃さんの役って、宮部が何があっても帰りたいと思わせる、天使か?!みたいな感じがないといけないと思うんですよね。だからと言って、ぶりっ子だと映画を壊しかねない…難しい役どころだと思うんですが、宮部と二人で愛に満たされながら敬語で話す姿に胸が締め付けられました…



「戦争の無い、平和な世の中を」という言葉を良くこのような映画の中で用いますが、今回って「平和を守らなきゃ」とかそういう言葉が無いんですよね。
平和ってなんだろうって良く考えます。
「平和=戦争が無い」とするのは間違ってるし、人によって平和とは何かが全然違う。形として、物体として存在するものでもないし、意外だけど人は口にするばかりで本当の平和なんて誰も見たことが無い……平和って難しいです。
でも教科書じゃ10ページにも満たない歴史の大河の渦の中にある、たくさんの涙や笑いや愛を、エンターテイメントという形を通して感じたり、考えたりできる世が、これからも続いて欲しいなと願うばかりです。若い世代の一員として、そんな世を作らなきゃいけないな、とも思ってます。

では、ごきげんよう。