銀河の中心で愛に溺れて

タカラヅカとジャニーズと…とにかくひたすら脳内お花畑

丸山隆平くんお誕生日おめでとうございます

今でも強く記憶している。それは2009年の春から夏にかけての頃。友達に借りたアイドル雑誌をペラペラとじゃがりこを片手に読んでいた時だった。(今思えばじゃがりこを片手に雑誌を読むなど油がついてしまって言語道断だけどその頃の私はそんな気が利かない奴だった)

 

なんてかっこいいんだこの人。

 

ベッドでしなやかな上半身を曝け出すその人に目を奪われた。通った鼻筋、切なそうな瞳……私は一瞬でその人、丸山隆平くんのファンになった。

ちなむとこれね(ちょっとエフェクトしてみた)

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私は彼の出ている雑誌はどんなに小さな記事でも全て買うようになり、彼の所属するグループである関ジャニ∞についてもとことん調べた。あの頃は雑誌買うのも楽だった、今ほど露出も無かったし。寂しいけれど追いやすいアイドルだった。2009年。まだデビューして5年目だった彼らは「無責任ヒーロー」という代表曲は持っていたものの、一般的な知名度は低く、更にまるちゃんはその中でも目立った個人の活動があるタイプではなかったから「丸山隆平君が好きです」と言ってもほとんどの人が分かってくれなかったように覚えている。でも私はそんな彼が好きだった。みんなが気づいていないすっごくかっこいい人を私は好きなんだっていうのがたまらなく幸せだった。もちろんその頃から彼にはたくさんのファンがいた訳だけれど、まだネットをうまく使いこなせていなかったこの頃の私の世界には丸山くんのファンはとっても少数でそれが私には心地よかった。(その後私は恐ろしの錦戸沼にハマってしまったからまぁ何とも言えないんだけど)

 

丸山担の人と知り合うとかなり多くが、初めテレビでの明るい彼を好きになり、その後彼について探求する中で彼のもう一つの半端無くセクシーな姿を知り完全に堕ちたというパターンで、改めてまるちゃんの二面的な魅力には驚かされる。確かに彼を日頃テレビで観ているだけの人というのは丸山隆平くんに対して「かっこいい」という感情を抱きにくいかもしれない。明るくて、みんなにイジられていて、優しそうで、つまらない一発ギャグをやたら披露している…そんなところではないだろうか。けれど彼の魅力をテレビ(地上波)での姿で限定してしまうのはあまりにも勿体ない。

 

ライブ。

 

丸山隆平というアイドルに本当に出逢いたいなら私はライブでの彼の姿を目にすることが一番だと思っている。長めにのびた前髪を揺らしながらうつろな瞳でベースを弾く彼の姿に惚れない女子はいないはず。そのあと突然「みんなも一緒にーっ!パァァーーーンッッ」ってさっきまでの色気何処行った!?!?って感じで一発ギャグをかます彼の振れ幅の広さに愕然としない人はいないはず。しかも実は1番パート多いんじゃないかっていうくらい歌もうまい。メインボーカルすばるくんを筆頭に色んな意味で(笑)特徴的な声が多いエイトというグループの中で、甘くてクセのない声でみんなの声にハモっていく。メンバーが1番なりたい声と揃って挙げる彼の声も、あまり知られていないけれどアーティストとしての丸山隆平の大きな武器だ。それを心ゆくまで楽しめるのもライブならではだと思う。まるちゃんの声って…と疑問に思ったあなたはぜひ「エネルギー」聴いてください。しょっぱないきなり始まるまるちゃんの声の甘かわいさにヤられない女子はいないはず。あとはファンサに関してはマルちゃんは抜群なのでファンサ厨の人は彼はすごくいいと思います(失礼)


他にまるちゃんが女子をときめかせる要素として私が挙げたいのは結構ロマンチストなところ。前に「おやすみなさいの一言を」と雑誌で求められ、「よく寝ろ!」「おやすみ」とありきたりな答案が並ぶ中、「(腕枕しておでこにキスをして)おやすみ☆」と言ってのけた彼に驚きを隠せなかった。理想のデートはブラックライトに反応する薔薇をバーでプレゼントする、なんて言うとこも可愛い。アイドルって私は結婚したいとかリア恋対象として見るんじゃなくて、その頑張る姿に夢をもらうものだとおもってるから、一生懸命ドリーム感を出す姿勢は素晴らしいと思う。これからもロマンチックに生きて欲しい。ロマンチストでいてほしい。でも、そんな彼が「恋愛が自分の仕事のパワーになることってあるんですね」なんて言っちゃうとことか、垣間見えるロマンチストの"フリ"がちょっと切なくてとても心地いい。やっぱり私はまるちゃんが好きだな、と思える。


私は完成されたアイドルが好きだ。恋人はファンのみんなと嘘でも平気で言えちゃうようなアイドルが好きだ。だから私は中島健人くん、手越祐也くん、三宅健くんとかああいう完成されたアイドルに対する好感度が本当に高い。真実なんていらない、舞台の上の虚像が欲しい、だってそれがアイドルだから。ダサさなんて、人間臭さなんていらない、完璧なあなたが見ていたい、だってそれがアイドルだから。でも私に言わせればまるちゃんは未完成だ。いつだって未完成だ。披露するギャグがおもしろかったことなんてほとんどないし、バラエティでもヨコやヒナみたいに仕切れない。クネクネしてるし、振付けは間違えるし、ベースも間違える。楽屋で女性下着をつけただなんていう絶対全国の視聴者ドン引きのエピソードをA-studioで披露しちゃう……多分これから先関ジャニ∞が15周年を迎えても20周年を迎えてもまるちゃんはきっと未完成なんだろう。でも未完成だからこそまるちゃんはずっとずっとその穴を埋めるべく階段をのぼっていくんだろう。その未完成さが時に女子の母性本能をくすぐるし、その未完成さが彼の危うさを増長するし、その未完成さが丸山隆平というアイドルをより魅力的にするんだろう。

 

31歳、おめでとうございます。

一発、殺人鬼の役でも引き受けて全国のまるちゃんは根っからの善人だとしか思えない視聴者をびっくりさせてほしいです。

でもそんなこともたぶんなくて、これからもドラマの中でずっと誰かに片想いしてるまるちゃんが私は好きです、きっと、ずっと好きです。

幸せな飛躍の1年になりますように。

Bonne aniversaire!!