銀河の中心で愛に溺れて

タカラヅカとジャニーズと…とにかくひたすら脳内お花畑

"東大に最も近い女子校"OGの仰天赤裸々恋愛哲学

3月、いよいよ受験シーズンも終わりを迎えようとしておりますが、皆さまお元気でおすごしでしょうか。

いつもは宝塚とジャニーズを愛でる女・沢庵として、自らの趣味を素直に語り尽くしている私でございますが、今日は高校時代の同期アボカドさんとちょっと変わったトークをしてみようと思います。

 

自分たちで言うのもアレですが、私とアボカドさんはこれまで高学歴と呼ばれるカテゴリーで生きてきました。高校同期からは50人以上が東大に行きましたし、早慶上智や国立大学医学部にも多くの友人が進学しました。そんな中でかなりレアな進学先を選んだ私たちですが、紛れもなく6年の間半端じゃなく賢い女子たちに囲まれて生きてきた訳です。

"東大に最も近い女子校に通うJK"と持て囃されて生きてきた私たちが中高6年間で身につけた仰天恋愛哲学を、あまり世間に知られていない学校での日常生活のお話と共に語り尽くしてみたいと思います。

 

 

【本日の登場人物】

▼沢庵

海外在住19歳。高校卒業後留学する。中学時代にジャニーズ、高校時代に宝塚に出逢ってしまって以来脳内お花畑妖精ロードまっしぐら。口癖は「私、やればできる子」。

 

▼アボカド

都内音楽大学に通う19歳。お菓子作りや手芸を器用にこなす黒髪の清楚な見た目からは想像しにくい超マシンガントークが必殺技。

 

【本日のトピック】

1.高校時代の恋愛事情

2.共学女子には負けたくない

3.恋愛じゃなくて結婚したい

4.東大合格者数≒長続きする結婚ができる人数な件

5.孤独死を防ぐには

 

1.高校時代の恋愛事情

沢庵:今日なんでこんなね、トークをやろうと思ったかってところからだけど…こないだTwitterのリア垢のTLで突如結婚トークで盛り上がったんだよね

アボカド:そう、タイムラインが壮絶だった時があった(笑)

沢庵:母校の礼法室が燃えたっていうガチだかガセだかわかんないニュースがあった日に…みんなが突然懐古したんだよね、中高時代を。

アボカド:「あの6年間は何だったんだろう」って(笑)

沢庵:(爆笑)

アボカド:そこから始まった恋愛観からの結婚トークからの人生観トーク。

沢庵:それに刺激されて、"じゃあウチらがその総括をしようじゃないか!"ってなり、それを公開しよう!ということになりました。

 

「恋愛ネタは修学旅行の夜のおつまみだった」

沢庵:思い返せばさ、彼氏がいる人がそもそもほとんどいなかった。

アボカド:うん、クラスに1人か2人いるかいないかだった…ほとんどみんな彼氏いない"無縁"な状態で。

沢庵:だから"恋愛してる人がいる"ってなった瞬間のみんなの「ウォォォ!!」って感じがね、

アボカド:一気に(笑)

沢庵:そんなもんだから、「彼氏できちゃった」って誰かひとりに喋っちゃうとその瞬間に学年中にバァーッて広まっちゃってたよね。

アボカド:ほんとすごかった…修学旅行前に広まっちゃった子とか夜にどの部屋に遊びに行ってもその話してた。

沢庵:みんなの"夜のおつまみ"になって(笑)、みんなでおんなじ話して盛り上がってた。

アボカド:あ、でも一番終わってるなって思ったのは、中学の修学旅行の夜なんだけどさ、みんなで恋バナしようってなったのよ。

沢庵:うんうん。

アボカド:けど残念なことに、誰も恋バナが無いわけ。でもどうしてもみんな恋バナがしたいから、色々考えた結果「はい、今から5分間恋バナ考えよう!」って。

沢庵:(爆笑)

アボカド:5分間みんなそれぞれが妄想して、その捏造された妄想をさぞ自らの身に起こったことのように話したの。「こないださ〜道でナンパされてね〜」みたいな。

沢庵:女子校ってほんとイマジネーション能力を育てる場だと思う……話は戻るけど、みんな、◯◯ちゃんに彼氏できたって聞くとすぐにmixi特定とかTwitter特定したよね。

アボカド:ほんとすごい早さだった!で、3日もしないうちにSNS全部特定されて、みんなが訪問しまくるから彼氏のmixiの足跡欄がウチの学校の人で埋まるっていう…

沢庵:(笑)そして彼氏困惑するっていう(笑)

アボカド:でもさ、そんなに広まるのもイジワルとかいじめとかそんなんじゃなくて、「言っちゃダメなんだよな〜」っていうのは頭で分かってても、みんな恋愛が無縁すぎて、なんかもう自分たちと関係のないことだから、言っちゃっていいかな〜っていう、軽いノリ?(笑)

沢庵:そうそう、だからうちらにとってはクラスのAちゃんと違う学校のBくんが付き合ってるっていうのはさ、完全に「松潤井上真央が付き合ってるレベル」に遠い世界の話だったんだよね。正直、どうでもいいっちゃどうでもいいっていう(笑)

アボカド:そう(笑)どうでもいいのは分かってるんだけど、フライデーの感覚。

沢庵:井上真央松潤が結婚しようがしまいが一般人にしてみりゃどうでもいい話なんだけど、週刊誌をつい買ってしまうのと同じなんだよね。

アボカド:ただ、ただ見たい!っていう…(笑)

沢庵:だからウチ、保存してたもん、mixiにupされたプリクラとか。結構みんな保存してたよね(笑)

アボカド:(うなずきながら爆笑)

沢庵:みんなでしゃべりながら「あ〜これでしょう?」ってすぐ携帯だして写真見せてた。

アボカド:そうすると周りも「そうそうそう、私も持ってるけどさ〜それ」みたいな。

沢庵:「あのさ〜◯◯ちゃんの2個くらい前のプロフィール写真」って言うと「あ〜わかるわかる、コレだよね」って(笑)

アボカド:そうそう(笑)

 

失恋はニーチェで乗り越えた

アボカド:でもさ、喋っちゃえば広まるのは分かってるはずで…なのに学ばない人っていうのがいた。よくわかんないけど「恋は盲目」って言葉の通り、めっちゃ賢いのにみんなにペラペラ喋っちゃって、その壮絶な恋愛ドラマを提供してるっていう人がね、

沢庵:いた(笑) ほんと、凄かった(笑)

アボカド:高校入った直後ぐらいかな、一悶着あったね。見るからにお花畑で。

沢庵:私、クラスも同じで席も近かったから幸せMAXなのすごい見てて、夏の林間学校の時にその子に突撃インタビューしたもん。ビデオまわしながら、その子がバスに乗り込むとこ目がけて走って行って「あの!◯◯くんとご結婚されるっていうのは本当ですか?!」って。そしたら「はい」って言ってくれて、「お子様は何人?!」って聞いたら…「愛の数だけ欲しいです」ってニッコリ。

アボカド:伝説だわ(爆笑)でも別れた後も伝説だったよね、なぜかニーチェにハマるっていう(笑)

沢庵:そう(笑)そうだった(笑)そこがウチの学校の人っぽいよね〜

アボカド:わかる、めっちゃウチっぽい。

沢庵:ニーチェによると神はいないはずなのに、いつも言ってたよ、「ニーチェほんと神」って。

アボカド:(爆笑)それただのバカ(笑)

沢庵:ほんとずっと言ってておもしろかった。

アボカド:でも、ぶっちゃけ、失恋してニーチェにハマる気持ちは、わかる(笑)ニーチェはほんとに、やばい(笑)

沢庵:アボカドさんも言うんだからそうだってことで、ぜひ失恋してしまった方はニーチェ読んでみてください。

 

 

超訳 ニーチェの言葉

超訳 ニーチェの言葉

 

 

沢庵:あとはやっぱさ、会ったこともない人とmixiで突然付き合い出したっていうアレでしょう。

アボカド:恋愛経験無さ過ぎて、会ったこともない人にちょっとmixiで口説かれただけですぐ好きになっちゃって、付き合って浮かれてた。

沢庵:あらよあらよでmixiがやばいことになってたもんね。

アボカド:うん、もうラブラブのプリクラとさ〜

沢庵:(笑)

アボカド:しかも「明日初体験するらしいよ〜」とか流れてきたもん、で、翌日「いや、女子の日が被ったからやっぱ来週まで延期らしい」とか(笑)

沢庵:ゲスい…

アボカド:カラオケボックスでそういう行為に及ぼうとして、

沢庵:補導されたりもしてた!!ほんとみんな把握してたわ…

アボカド:でもやっぱ彼女も話題になってることがまんざらでもない感じで「あ〜やだ〜話題になっちゃってる〜」って楽しんでたけどね、終わりは割と早かった…

沢庵:まあでもこの話で、高校の修学旅行は妄想恋バナいらなかったから…楽しすぎて…

 

恋愛とヲタクの効率性

沢庵:イケメンはさ、出会うものじゃなくて、降ってくるものだったし、自分の力でテレビの中から見つけ出すものだった。

アボカド:わかる、降ってくるものだった。そもそも"出会うかも!?"っていう予感がしなさすぎて…もはや"降らせよう!"みたいな。台風の前になると「あ〜イケメン降ってこね〜かな〜」って、ドロシーみたいに降ってこないかな〜って休み時間になると雨乞いの儀式とかしてた。

沢庵:そういうのアホなんだけど超楽しいんだよね…でもさ、男に出会わないからそうなっていくのか、そうなるから男との接触がなくなっていったのかは分かんないけど、何かしらのヲタクになっていく人が多かったよね。ジャニーズとか、アニメとか。

アボカド:特に中2の時ね…乙ゲーにハマってる子は薄桜鬼とか超好きだった。「総司は俺の嫁」みたいな(笑)

沢庵:私は、アニメ界隈のことはよく分からないんだけど、中学生の時にジャニーズにね、関ジャニ∞にハマって、そっからジャニヲタライフが始まって、もう辞めるとかやっぱ辞めないとか言いながら延々とやってんだけど、延々と辞めれないんだけど、でもやっぱジャニーズにハマったあたりからもういろんなことがどうでも良くなってきちゃったんだよね。

アボカド:うんうん。

沢庵:こないだもTwitterで言ったんだけど、恋愛をしたら相手とちゃんと向き合わなきゃいけないじゃん。嫌なところとかも受け入れなきゃいけないし…でもジャニヲタって違うんだよね。嫌なところは目を背ければいいから、たとえば信じたくない報道があれば「嘘だ!!」って思っちゃえば良いわけで。だからどんどん自担とか、こういうヲタとして追ってる対象を自分好みに磨いていけるんだよね、恋愛とかするより全然ラクなの。

アボカド:結局はさ、イデアを追ってるんだよね。

沢庵:うん(笑)追ってる(笑)だからもうその対象には愛しさしか感じないの。薔薇色の色眼鏡で修正かけちゃうから。でもリアルな恋愛はそうはうまくいかないでしょ。だからね。

アボカド:うんうん。恋愛が必要なくなっちゃうんだよね、もう満たされてしまう。

沢庵:お金出して美しい人を観に行くほうが、彼氏とのデートに時間とお金を使うよりいいって結構言ってる人いたよね、こないだのTLでも。

アボカド:ほんとそれにみんなの異論がなかった。言うまでもないことだけどさ、って感じで(笑)みんなやっぱり頭がいいから効率を重視するんだよね。

沢庵:クオリティの高い萌えとドキドキを求めるとこの選択肢しかなくなる。結局さ、恋愛をすると悩んだりしなくちゃいけないじゃん。でも、まあ悩む人もいるのかもしれないけど、嵐を好きでいる中で死ぬほど悩まなきゃいけないってことはないし、「はぁ…今日の洋服、二宮くん好きかなあ」とか「今のメールの返信、嫌われないかな」とか日常の細かいことにまで気を使ったりしなくてもいいじゃない?悩むこともなく、楽しく、神格化された存在を追うことができると共にすごくしっかり萌えられるっていう、ほんとに効率的だし、ラクなんだよね。

アボカド:うんうん、でもそれが壊されてしまったとき、許せないっていうのが来ない?

沢庵:あ〜…

アボカド:私はコナンのファンで、ずっと工藤新一が小さい頃から好きで、幾度となく"工藤新一はこういう人間で〜こういう風に〜"って妄想してて、告白シーンもきっとこんな風にロマンチックにしてくれる!って何パターンもバリエーション豊かに想像してたのに、私が高1の時にすっごいそっけない言い方で遠回しに好きだって伝えていて、それがもうありえないって思ってそこで一気に冷めて、それからコナン1度も読んでないんだよね。ウチの学校の人って結構そういうハッキリしてる人多かった気がする。

沢庵:ガーーっとハマるけど、パッと冷めるっていうね。あ、あと芸能人にリア恋感情に近いものを抱いてる人も結構いたから、すごい堺雅人さんが好きな子がいて…それがある日突然何の前触れもなく堺雅人さんが菅野美穂さんと結婚したときあったじゃないですか。あの時はみんなで元気出してって寄せ書きあげたりした。

アボカド:そうそう、結構そういうのガチで好きな人が多かったからその人の痛みとか分かるんだよね。

沢庵:卒業してからの話だけどさ、こないだ向井理さんと国仲涼子さんが結婚した時も、超ファンだった子のことほんとにみんなで心配して…そしたらその子から仲良しな子経由でみんなへのメッセージがTwitterに公開されて(笑)「大丈夫、生きてる」って。みんなも「そっかぁ、良かったぁ、がんばれ〜」って(笑)

アボカド:支え合いだよね。

沢庵:うん…でも私自身も中学生くらいの頃はそういうリア恋的なノリもあっと思うんだけど…「結婚したら即ファン辞めます」みたいなね、でも最近っていうか何年か前くらいからはそういうのも越えた感ある。なんかもう元気でいてくれればそれでいい、見てるだけで幸せ、みたいな境地に達したんだよね。だからきっと自担が結婚してもファン辞めたりしないと思う。これはリア恋でなないっていう。

アボカド:あ〜なるほどね。でも確かにそうかもしれない、私も「耳をすませば」のファンで中3の時は聖司くんにすごい憧れて、高1の頃はこんな男はクズだ!ってなぜか思おうとして、高2の時に何も感じなくなり、高3のときにはもう一周まわってもはや愛しい、可愛い、若いな〜って思えるっていう境地に達した。

沢庵:達するよねぇ、6年もいると。

アボカド:みんな何かしら本当に極めていたよね。

沢庵:すごい子はほんとにすごかったじゃん。書道の作品に名前書く時も「櫻井◯◯」みたいな。

アボカド:いたいた〜ベッドも半分櫻井くんが寝るスペースを空けて寝て、雨の日に傘差す時も櫻井くんと相合い傘してる設定だから左側空けてて、右肩濡れちゃってる、みたいなね。百人一首やっても「嵐山〜」とか"嵐"が入ってるのは命を懸けて取る子とか(笑)

沢庵:ウチらはさ、ちょうど中2の時が嵐10周年だったんだよね。こう嵐がガ〜〜ッと国民的アイドルに駆け上がるときに、一番クレイジーな時代が丸被りだったから…ほんとに嵐ファンの子たちはすごかったよね。クラスのサイド黒板とか嵐の番宣ばっかだったし、クラスの日誌にも「今日夜9時から『◯◯』放送です!」とか書いてあった。

アボカド:平家にあらずんば人にあらずの勢いで「嵐ファンにあらずんば人にあらず」って感じだった。

沢庵:「嵐の中で誰が一番好き?」って聞かれて即答するのがもはや挨拶だったもんね。

アボカド:でも「驕れる者は久しからず ただ春の夜の夢の如し」とでも言おうか、あんなに櫻井くん好きだって言ってたじゃん!っていう人たちがどんどんファン辞めてったよね。

沢庵:なんだかんだずっとファンの人はほんと少ない気がする。

アボカド:常に新しいものを追ってる人多いよね。結局"イデア"を追い求めてるだけだから、本当に愛するっていう気持ちを持ってない人はすごい多いと思う。ただキラキラしたものを追ってるだけっていうか…その時々に一番良くて上等なものを追ってるんだよね。

沢庵:そこで10年応援してきたとか、半年しか応援してないとかいう長さであったりはあんまり関係なかったりしていて、「今最も効率的に自分をときめかせるものを追いたい」っていう人が多い気がする。だからこそスパッとファン辞めれるのかも。

 

2.共学女子には負けたくない

心の中に飼っていた"おっさん"

沢庵:ウチらってほんといつも「制服がダサい」とか「もっと少女漫画みたいな青春したかった」とかいっつも学校に対して愚痴ばっか言ってたけど、絶対共学の女の子には負けたくないみたいな想いがあったよね。

アボカド:わかる、プライド超高かった。女子校プライドっていうか。

沢庵:女子校プライドもあるし、母校のプライドもあって。

アボカド:そうそう、共学の女の子の女子とも男子とも器用に振る舞う感じが逆にズルいと思ってた。(※勝手に思ってただけで別にそうだとは言ってません)

沢庵:超忌み嫌ってたよね(笑)男に媚び売って!!って思ってた。(※勝手に思ってただけです。負け惜しみです。)

アボカド:女だけで生きていける世界を知っているから、男性とうまくやって生きてゆくことが本来賢いやり方だとしても認めたくなくて、共学女子の上辺っぽい感じをね、よく糾弾してたよね…(※勝手にそう思って勝手に糾弾してただけです)

沢庵:うん(笑)

アボカド:でもなんだかんだ干物女とか言ってたけど、ウチらにも女子力は結構あったと思う。

沢庵:いや、ほんとすごかったよ?ウチらは干物女っていうより、おっさんなんだよね。

アボカド:そうそう、だから生活力とかはあるんだよ。

沢庵:みんなそれぞれが心の中で多かれ少なかれおっさんを飼ってたんだよ。小さいおっさんが心の中にいるから、脚開いて座っちゃったりとか、ジャージをスカートの下に穿いたりとか…

アボカド:まぁ、みんなじゃないけどね(笑)

沢庵:まあね、でも結構大多数がジャージ穿いてたよ、私も穿いてたし(笑)

アボカド:私も穿いてた(笑)

沢庵:あと汗だくの体操着を教室の後ろに干してる子とかいた。

アボカド:で、たまにカビ生えちゃうやつね…

沢庵:あ〜アカンやつだーそれ(笑)

アボカド:でも、バレンタインの時はフェスティバルだった。あれは祭り。

沢庵:みんな100個とか200個とか一生懸命お菓子焼いてたよね。

アボカド:ちゃんと作ってきて、きちんとラッピングして、みんなチョコ作っちゃうと被っちゃうから、ほとんどの人がチョコじゃなくてマカロンとかケーキとかすっごく手の込んだお菓子を毎年考えてその為にわざわざ準備して…ほんとにすごかった。

沢庵:超おいしかったもん。アボカドさんもさ、薔薇の形のクッキー焼いてくれて、それを薔薇柄の袋にラッピングして、その袋にベルばらのオスカルさまの絵が描いてあって。おいしいし、かわいいし。

アボカド:バレンタインの時は本当に女子で良かった…!女子校で良かった…!って思ってた。

沢庵:人生絶頂のモテ期だったよね。死ぬほどもらった。

アボカド:持って帰れないから、わざわざ持って帰る為の鞄持って行ってた(笑)

 

素直になれない恋愛不適合者

アボカド:大学入ってからすごい感じるんだけど、ウチらって褒められるの苦手だよね。内輪ならいいんだけど…

沢庵:わかる、女の子同士で「かわいい」って言い合ってんのとかは全然大好きなんだけど、男の人に褒められた時のビビり方はやばい。

アボカド:すっごい身構えて、自分のプライベートゾーンを犯されない為に、褒められたことに対してなぜか相手をガチで論破しようとする(笑)"それはない"ってことを立証しようとしちゃう。

沢庵:素直に「ありがとう」って言えないっていうか。ほんと恋愛不適合なんだよね…

アボカド:なってたんだよね、そういう風に。どこで道を踏み外したのかわかんないんだけど、なってたの。いつの間にか。

沢庵:だって私、外界の女子のノリにビックリしたことあるもん。塾に行って、他校の女の子が授業中にめっちゃ男子の目を凝視してるわけよ。で、男子の方もびっくりするから「え!?何!?」ってなるじゃん。そうすると、「ううん、なんでもない♡」って。そういうの見た時は、ほんとやっべぇ〜〜〜〜!!!!って震えてた。なんなんだこれは!?!?って。

アボカド:現実のこととは受け止められないんだよね、そんな現実を生きてないから。

沢庵:クラスの女の子がかわいくて見つめてることはあったよ?

アボカド:そう、かわいい女の子好きになっちゃうんだよね〜恋愛とかじゃないんだけど。かわいい女の子ってほんと目の保養なの。

沢庵:私、中高時代ダンス部大好きだった。推しのうちわ作って公演観に行ってた。いつも一緒に公演行く仲間がちゃんといて、必死で並んで最前列とか陣取って、尊すぎて泣いて、その日の夜は仲間たちと「今日もほんとかわいかった!!!」って公演についての総括をして。いつもお会いするから、ダンス部員の保護者の方とも顔見知りだった(笑)最後の引退公演なんて、オープニングから泣いてるから、後で部長に「ウチらより先に泣いててびっくりした〜」って言われたし。

アボカド:(爆笑)

沢庵:今こうやってヅカヲタやってる素養っていうか、基礎体力はこのダンス部を愛した日々で培ったんだなって実感してる。

アボカド:これもまた効率的な萌えを追った成果だよね。「会えるダンス部員」を完全に萌えの対象として見てた(笑)でもそうやって閉鎖された世界で楽しく満たされて生きてたら、中高時代携帯に男子のメアド1つもなかったわ(笑)

沢庵:それ私もだよ〜連絡する必要性も、話す内容も無いし。

アボカド:最後のほうではもはや「男っているの!?」って。たまに電車の中で見かけても、同世代の生き物とは思えなかった。にわかには信じがたい光景だった。

沢庵:わかる、世界はもうできあがってたからさ、必要なかったんだよね。

アボカド:どうして女性だけで生きて行けないんだろうってリアルに生物の宿命について考えてた。

沢庵:でもやっぱり女子だけだからこそ、本音で生きれたっていうか。男の人の目があったり、恋愛が絡んだりすればもっとズルく立ち回ったりしたのかもしれないけど、ムカついたらすぐ面と向かって喧嘩できたし。これはウチの学校だけなのかもしれないけど、あんまり他人に興味がなかったからいじめとかも無く…うざいならほっとけ、みたいなとこがあった。

アボカド:"自分"と"相手"でぶつかり合って生きるから、ほんと強くなれた。みんなが人と群れないで、個人として生きてるから…すごい居心地が良かった。超個人主義で。

沢庵:みんな仲良しな学校ではないけど、みんなに仲良しがいる学校だったよね。

 

3.恋愛じゃなくて結婚したい

上昇志向と安定志向で心のバランスを

沢庵:みんな若かった頃は「彼氏欲しい」って良く言ってたよね。

アボカド:高1くらいまでは言ってた。

沢庵:夢見てたんだよね、何も行動してないくせに。♪高校生になったら〜って。高校生になったらときめく恋愛が待ってると思ってた。

アボカド:うんうん。

沢庵:私が中1の時思い描いてた自分の高1って、見た目ガッキーみたいにかわいくなってて、駿台通って、そこで超イケメンに出会うって予定だったけど、実際全然そんなことなかったし。

アボカド:(笑)それが高3くらいになると恋愛じゃなくて結婚がしたいって言い出すんだよね。散々男の子と遊びたい願望があった子ほど、もう安定が欲しい、家庭が欲しいってなってた。私そこには受験の闇があると思うんだよね。

沢庵:受験の闇はあるねえ、確かに。

アボカド:上昇志向がみんなあるんだけど…

沢庵:うん、うちらって中学に入学した時ほんとに上昇志向すごかったじゃん。自分は頭いいって思ってたし、日本一の女子校に合格したっていう自負もあったし、東大じゃなきゃ大学じゃないって思ってる人も普通にいっぱいいたし。でも時が経つにつれてそれを口に出したり態度に出すっていうのはイタいぞ?恥ずかしいことだぞ?ってことに気づくんだよね。みんなとんがってる石だったのが、ぶつかり合うことによって丸くなっていって。それ以降は同級生とかに闘争心丸出しにしたりすることもなくなったじゃない?それがまた受験っていう現実を前に闘争心を燃やさないといけないというか燃やせ〜!って煽られる状況になるというか。受験っていうものは悲しいかな友達が受かれば自分が落ちるかもしれないっていう世界なワケで。

アボカド:学校がそういうことを言ったりはしないんだけど、まあそういう雰囲気はあったよね。塾が煽ったりっていうのはあったし。

沢庵:だからみんな無理をしてでも眠れる闘争心とか上昇志向ってものを目覚めさせなきゃいけなくて。そういう状況下で心のバランスを取るために安定を求めたんだと思う。

アボカド:追いつめられてたんだよね、受験ってものに。みんな本当に極限まで自分のことを追いつめるから…

沢庵:うん、みんな自覚があるかないかは別として本当に大学受験ってものに追いつめられてた。ほんとみんなストイックですごすぎるんだよね。中3の頃の話なんだけど、私中3って言ったらテレビ雑誌の表紙の大倉忠義くんを見つめながら授業中に鼻血出すほど頭パァだったんだけどさ、隣の席の子がほんっとに頭良い子だったのよ。高校の卒業式で答辞読んで、東大進学して、しかも人間的にも超デキてる子で。その子、ほんと真面目に授業聞いて、休み時間も勉強してて。私思わず聞いたんだよね、「勉強好きなの?」って。そしたら「うん、好き。」って。あ〜敵わないなあって思った。もともと好きな子がこんなに真面目に取り組んで、勝てる訳ないよなって。

アボカド:勉強好きで、真面目で、いい子でっていう完璧で理想的な子って普通周りにいないじゃん?でもウチらの場合は今沢庵が話してくれたみたいな子がナチュラルに周りにいたんだよね。だからみんな普通はどこかでそういう理想を目指しつつも、そんな子いないよねってほどよく妥協できるんだろうけど、ウチの学校の場合はリアルにそういう人が実在することを目の当たりにしちゃって、でもどんなに頑張っても自分はそうはなれないっていう葛藤を抱えてる人がすごい多かったと思う。だからこそ、認めて欲しい、全てを肯定して包み込んで欲しいっていう意味で結婚したいってみんな言ってたのかなって。

沢庵:うんうん、結婚したい病だった感ある。

アボカド:でも、いざ大学に進学すると次は結婚しなくていいから子どもが欲しいってヤツがでてきた。

沢庵:友達が自慢気に言ってたもん、「私ちょっとだけ結婚して子ども産んですぐ別れて、オカンと子育てしようって思ってる〜オカンも賛成してくれたし、そうするなら早く頼むね〜って言われたわ〜」って(笑)

アボカド:この倫理観の無さ(笑)

沢庵:みんな考え方がハードになっちゃうんだよね、とんがってっちゃってるっていうか。保健体育の授業で学生時代の妊娠についてのレポート書いた時も、必ず学年に1人は「逆に今産んだ方が親も一緒に育てられるしすごくいいと思う」って書いて先生を慌てさせる人がいるっていうし。

アボカド:とことんまで効率の良さを重視しすぎて、削りすぎて、人生の豊かな楽しみ方を見失ってるところがあるっちゃある気がする、たまにね。

 

4.東大合格者数≒長続きする結婚ができる人数な件

オトコだった同期たち

アボカド:こないだ知って衝撃だったんだけど、学年の3分の1が結婚生活が長続きして、3分の1が結婚するけど離婚して、3分の1が生涯独身っていうデータがあるらしいよ。

沢庵:あたしもこないだそれ聞いてほんとショックだった。ウチらの学校からは3分の1弱が東大に進学するけど、それと同じだけしか長続きする結婚ができないっていう…

アボカド:でも確かに周り見てても、この子は結婚しなさそうとか、しても絶対長続きしないだろうなあっていう人はいる。

沢庵:私の中だと長続きする結婚をする3分の1に入れない人、つまり3分の2には大きく分けて2パターンいると思っていて。前者はほんとにちょっと変わってるっていうか、一人で生きてた方がきっと幸せだし、本人もその方がいいことを分かっているっていうタイプで、後者は無意識のうちに他人にも自分の価値観を押し付けてしまうことでうまくいかなくなっていってしまうタイプかな、と。

アボカド:うんうん、前者はほんとに自分の中で満たされちゃってて、自分のワールドができてるというか、ヲタク気質な人って感じで、後者はすごいストイックで、自分で何でも乗り越えてきたっていう自負もあって、そのストイックさを自分にも相手にも求めるんだよね。だから、まあ、つまるところそれを相手に求めてしまったらそれは愛ではないと思うんだけど…

沢庵:うん、わかる。でもそういう子多いんだよね、意外と。だから自分のこと棚に上げて偉そうなこと言うけど、そういう子たちがこれから数年の間にそこを修正することができるかっていうのが、3分の1に入るか、3分の2に入るかの分かれ目な気がする。

アボカド:う〜ん、でもそういう子ってやっぱりプライド高いじゃない?プライドって高ければ高いほど修正を阻むものになるんだよね。更にはそういう人ほど優秀で、仕事もストイックに頑張るから、そっちに居場所がもうあって、帰る場所とかいらないってなっちゃう人もいると思う。

沢庵:なんかさ、もう、オトコなんだよね。

アボカド:そう、漢と書いて"オトコ"と読む、オトコ。

沢庵:私なんてもはや養って欲しいもん。高3の時めっちゃ言ってた、みんな結婚して養ってくれ〜〜〜って。

アボカド:私、ああいう人たちの専業主婦になりたい。

沢庵:きっと一生私のことなんて振り向いてくれないんだけど、それでもいい、お支えしたい!ってなる(笑)そのくらいすごいんだよね、ほんとリスペクトなの。同じ性別に生まれた身として、結婚するとかしないとか、幸せになるとかならないとかいう次元ではないリスペクトがある。

 

必要とされてないと嘆く彼氏たち

アボカド:今ね、卒業して大学行ったりして彼氏ができるっていう人たちが増加してる訳なんだけども、まあ特にね、東大は男女比率が極端だから特に彼氏いる子多いけど、付き合ってうまくいかなかった彼氏たちが良く言うのは「必要とされてるのかわからない」って言葉で、それもすごいわかるなーって思って。

沢庵:それってきっと彼氏は必要とされてないんだよね。その直感はきっと正しい(笑)

アボカド:物事を「必要性」で考えたがるってことがあると思う。友達が彼氏を突然振った一言が「たくさんいる中からあなた一人を選ぶ必要性を感じなくなった」って聞いて、ワーオと(笑)

沢庵:恋愛ってきっと、必要性でするものじゃないんだよね…わかんないけどさ…

アボカド:それとやっぱりみんな自分の中で完結しちゃってるっていうのはあると思う。

沢庵:うんうん、みんな賢いからさ、普通だったら話し合って一緒に悩んで乗り越えてくものを自分で考えればわかっちゃうんだと思う。そして自分で考えて、自分の力で解決できるように、中高6年間で育てられてきたんだよね。

アボカド:でもステータスとして彼氏が欲しいというか、置いといてもいいかな〜って思ってる子が結構いるっていうのが問題だよね。なかなか大変。で、しかも常に共に上を向いててくれる人じゃないとウチの学校の人は好きにならないと思うんだよね。

沢庵:サンテグジュペリの言葉で「愛はお互いを見つめ合うことではなく共に同じ方向を見つめることである」っていうのがあるけど、ウチの学校の人の場合は共に前を見つめるだけじゃダメなんだよね、共に上に向かって進んでいける人じゃないと。

アボカド:そうなの(笑)ジャンピングが求められてる。

沢庵:一緒に飛び立てないといけないんだよね。

アボカド:その時に足を引っ張る人なんていうのはね、論外で。

沢庵:錘はいらない、バネが欲しいって感じだよね。

アボカド:自分のバネになってくれる人を探してるんであって、一緒に飛び立ってくれる必要もないのかも。

沢庵:確かに。バネは一緒に飛んでいかないからね、その場に留まるもんね。でもこんな風に言うと男性を利用してるみたいに思われちゃうかもしれないんだけど、そんな気はさらさらなくて。だってバネなんか無くても超高くまで飛んでいけるから。だから彼氏たちは必要とされてるか分からないって悩むんだね。

アボカド:まあ必要として無いんだけどね(笑)きっとその人のアイデンティティの中に彼氏は入れないんだよね。その人の中でしっかりとしたアイデンティティがもうあるから、そこにわざわざ他人に入ってきてもらう必要がないっていうか。だからこれじゃあうまくいかないだろうなあって思うし、私も男だったら付き合いたいとは思わない(笑)友達としては本当に大好きなんだけど。

沢庵:まあもちろんね、そうじゃない人もたくさんいる訳で…一括りにできるほど、これまた一筋縄ではいかないっていうのが我が校のOG(笑)

 

5.孤独死を防ぐには

アボカド:最初でも話したけどさ、こないだの高校同期TLが「結婚したい!」ってつぶやきで溢れた日があった訳じゃない?でもこの中の全員が結婚できるっていう現実は残念ながら無い訳で…そんな中で生み出された打開策が「老後のシェアハウスを作ろう」っていうもので(笑)具体的な話が進んだという(笑)

沢庵:孤独死だけは嫌なんですよ。

アボカド:この先を見据えちゃってる感がやばい。

沢庵:そんな先を見据えられるなら、まず恋愛して結婚する未来を考えろって話なんだけどね(笑)

アボカド:常に私たち、ひとつ先の未来を見てるんだよ!

沢庵:私、最後死ぬときひとりだったらボロボロな旧講堂を「死を待つ人の家」にしてもらってそこで死にたいもん、初代校長の肖像が見つめながら「サヨナラ…」って。

アボカド:(爆笑)それで、後輩達の学びの為に解剖してもらいたい(笑)

沢庵:ほんとそれいいね、そんで私の霊は日比谷に移動して、東京宝塚劇場の怪人になるわ。

 

以上、時間にして約1時間、文字にして1万字超の対談が終わりましたー!

いかがでしたでしょうか。

私立中高一貫校ガイド等の書籍を本屋で読むたびに「真面目一辺倒」とばかり書かれる我が母校の紹介にちょっと不満を感じていたので…そんな想いも込めながら、少しでもエリート女子の生態を知ってもらいたいな〜と思いつつおしゃべりさせていただきました。自分本位なめちゃくちゃ理論なことは十分承知、でもそんな自分たちが嫌いじゃない私たちの仲良し対談、楽しんでいただけたら幸いです。これぞほんとの月9で登場する薮下依子系女子の本音ではないかと思ってます!長い対談でしたが、最後までお読みくださり、ありがとうございました。