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銀河の中心で愛に溺れて

タカラヅカとジャニーズと…とにかくひたすら脳内お花畑

Dヲタの彼氏が宝塚にハマった話 その1

8ヶ月ほど付き合っている彼氏がいる。

ディズニーが大好きという大学の先輩で、「沢庵が好きなもの、俺も理解したい」とか優しいこと言ってくれるから、ついに2月、誘った。
 
 
ーーこれは2月19日からのたった数ヶ月でとある男子学生が宝塚歌劇に恋をした物語である。
 
 
私がヅカヲタであることは付き合った時から伝えていたけど、1回花組のMr.swingの地上波を観せたことはあったけど、実際観てもらうのは随分緊張した。気に入らなかったと言われても嫌なので、3500円のB席。でも映画約3回分のお金を払って、しかも交通費もそれなりだから、私にとっては挑戦だった…宙組だもん、不安なんかないけど、でもやっぱり挑戦だった。
 
ということで、宝塚というか舞台というものをそもそもあんまり観たことがない彼氏の初観劇作品はこちら。↓
 
 
東京宝塚劇場に2人で足を踏み入れた。華やかで煌びやかな世界。はぁ〜〜!!コレだよコレ!!これから始まる宙組期間を想い、期待に胸を膨らませる私の横で彼は呟いていた。
 
「うわっ!ビッグバンドビートみたい」
 
さすがディズニー。とりあえずキラキラしたものみると、ディズニーに例えたくなっちゃうの、わかる。私もキラキラしたものみるともりあえず宝塚に例えたくなっちゃうから。
 
客席に行くと、2階最後列ドセン。あの独特の雰囲気の中、楽しくなってきたのかMr.Swingの主題歌を口ずさむ彼。うん、組が違うんだなー。でも言わないでおこう……
 
早速購入したプログラムを見せて、「この人がトップスターの朝夏まなとさんで、愛称はまぁさま!で、こっちが相手役のトップ娘役実咲凜音さんで、愛称がみりおん。宝塚はね、基本的にこのトップ2人のラブストーリーがメインで〜〜」と語る私。組子のページをすげえすげえと言いながら見てる彼。そこで一言。
 
「いやーホーンテッドマンションみたいだね」
 
さすがディズニー()
いや、ホーンテッドマンションの壁に並んでる写真に似てるって言いたいのかもしれないけど、あれおばけでこっち妖精だから!!フェアリーだから!!もうほんとツッコミどころ多すぎて最強だったけど、赦した。30分後きっと完成された夢の世界の中で彼も魔法にかけられてこんな発言反省するだろう、そう、思ったから(笑)
 
そのあとはひたすら宝塚のシステムとかまぁみりのエピソードとかについて話して聞かせて開演を待った。宝塚ってただ何も考えずに観てもまぁ楽しいけど、トップとか番手とか専科とか独特のシステムを知って観ると、ひとつの壮大で歴史あるエンターテイメントワールドとしてより一層楽しめると思うんですよ。結構番手の話とかは彼も食いついてくれて、気持ちも盛り上がってきたところで
 
「皆さま、本日はようこそ東京宝塚劇場にお越しくださいました。宙組朝夏まなとです。」
 
「かっけぇ」とため息ついてる彼を横目にガンガン始まる宙組のコーラス。素敵やろ!!これやで!ワイが夢中になる世界は!!
 
そんな感じで真風涼帆さんをロックオンし続け銀河の中心で愛に溺れていた私のオペラを奪った彼氏。
 
・何を見るのかと思っていると、ウィル(朝夏まなと)、アン(実咲凜音)とハムネット(遥羽らら)が舞台上にいるシーン。
 
・ははーん、みりおんだな、やはりみりおんなんだなと思っていた。そりゃそうだよね、みりおん、ほんっっっとかわいいもんね。
 
・気の強そうな女の子が好きみたいなイメージを勝手に持ってたから、伶美うららさまもワンチャンあるかと思ってたけど、意外と違うんだなーとか思いつつ、観ていた。
 
・ほんとうららとまかぜの相性最高じゃない?(私見)
 
シェイクスピア終了後、私の手からサッと奪われた公演プログラム。
 
・誰だ誰だ???ん?と気になっていたところ。
 
・彼「ハムネットの子が可愛すぎてやばい」
 
・ハムネット:遥羽らら
 
遥羽らら
宝塚歌劇団宙組に所属する娘役スター。愛知県名古屋市出身、名古屋市立守山中学校卒。公称身長164cm。愛称はまお、Rara。
 
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・超かわいくない??
 
・彼氏、できる子。わかってる子。
 
 
そこからはすごかった。しかも幕間に会った私の同志に「ららちゃん好きになるとかめっちゃいい!!わかってるね!!」とか超褒められたもんだから、止まらない。「I LOVE YOU BABY」のところで出てくるららちゃんにすげえかわいいとボソボソ呟き、フィナーレのラスト、まぁさまが階段降りてくるとき…
 
 
泣いてた。
 
 
すごい人だと思った。お披露目でもなく、長年応援していた訳でもなく、パッと誘われてなんか観に来て、しかも前日夜勤で2時間睡眠で観に来た宝塚歌劇。それでパレードで泣いちゃうなんて。きっと未来のタカラジェンヌってこういう子なんだろう、そんな風に感じた。(なお、彼氏、21歳、受験不可)
 
 
観劇後、言い出したいことがあった。ギャラリーがしたい。しかし2月の寒空の下、立ってスターを待つという宝塚独特のこの風習にいきなり彼を誘ってしまってよいものか、私の中にはまだ迷いがあったのだ。その時だった。
 
「沢庵、出待ち行くでしょ?俺も行きたいよ!」
 
マジかい、マジかいな!!喜び勇んで2人で真風涼帆さまのギャラリーに参加。颯爽と現れた麗しの貴公子に声が出ない私を横目に、「やべぇマジでかっこいい………サングラスはズルいわぁ…」とつぶやいてる彼。真風会の皆さん、後ろでぶつぶつうるさくてすみませんでした。そんなこんなで彼の初観劇は観劇からの出待ちというヲタクコースで幕を閉じたのであった。
 
その日、自らのTwitterに彼はこう記している。
宝塚初挑戦にして、ショーで大号泣。おまけに出待ちなうのハマりっぷりである。
 
よかった。
 
 
そして次に彼が参加することになったのが、凛城きらさんのお茶会である。私はもともと参加することになっていたのだが、友人が彼氏にも声を掛けてくれたのだ。初観劇の約1週間後にお茶会行っちゃう人っているのかというくらいディープな世界に足を踏み込んでいる彼。
 
会場の中はひたすら女性、女性、女性。男性は彼とファンのマダムの旦那さまと思しきお方の2人くらいだった。
 
写真撮影はまさかの隣を引き当て、不思議そうな表情を隠せないでいるりんきらさんに「初めて来ました!」と笑いかけ、めちゃめちゃ楽しそうにしていた。りんきらさんの「令状をとれ!」という台詞をその後当分モノマネしまくるくらいには楽しそうだった。
 
帰り際の握手の折、「先週初めて宝塚観て、今日初めてお茶会来たんですけど、楽しかったです!!」ってりんきらさんに話してたけど、りんきらさんもきっとびっくりしたと思う。テンポはええ、ポップジャンプジャンプくらいにははええ!!ってなってたと思う。そんなこんなでめちゃめちゃ楽しく初めてのお茶会は終了した。
 
Twitterにはまたもこんな言葉が。
 
 青春とは、人生のある時期を言うのではなく心の様相を言うのである―サミュエル・ウルマン… タカラジェンヌを前にしてまるで少女に戻ったような笑顔を浮かべる婦人方を見て、このことが確信に変わった。りんきらさんのお茶会楽しかった
 
よかった。
 
 
 
新人公演が観たい。
 
彼はその頃からこんなことを言うようになった。
 
(新人公演が分からない方はこちらをチェック↓
 
どうにかこうにかGETしたチケットを手に、我々は箱根旅行の帰りにわざわざ東京宝塚劇場にまたしても向かった。すごい、この情熱。
観劇、出待ち、お茶会を知った彼はついに新公にまで足を運んだのである。
 
今回彼がどハマりした遥羽ららちゃんというのはこの公演で初めての新人公演ヒロインを務めていた。ヒロインとして愛くるしい笑顔を振りまき、本公演でヒロインを演じている実咲凜音さんとはまた違った魅力を醸し出していたと思う。
 
脚本を書いても演じてくれる役者がいないと嘆くシェイクスピア(瑠風輝)に、アン(遥羽らら)が「私が役者になるわ!」と伝えるシーンがあるのだが、実咲凜音さんとは違い、1度くるっとまわって満面の笑みで伝えるという演技。
 
ウホッッ
 
隣の席であまりの可愛さに声が漏れてしまっている彼には笑った。わかる、恋するよね。
 
本公演と新公、両方観たことで、本公演の凄さも新公ならではの眩しさも感じてもらえたらしく、終わった後の感想が「楽しかった」「すごかった」とかじゃなくて、「安定感があるのはまぁさまだけど、Will in the worldに満ちてる頑張ろうっていう感じがもえこの境遇ともマッチしてて本公演以上にグッときたよね」とか「ららちゃんの若い頃のキラキラした感じの演技は天下一品だった」みたいな踏み込んだ感想になっていて結構感動した。学習速度早すぎ。
 
そんな2週間足らずで初日観劇→出待ち→お茶会→新公を制覇した彼は、同じ週、次は歌劇団理事の待つ神奈川芸術劇場へと向かうことになったのである。男役の真髄を目の当たりにするべく。